第3回日本臨床肛門病学会2019

 今回で3回目となった「日本臨床肛門病学会」に参加してきました。

 今年の学会を主催する会長は、私の師匠である、大阪中央病院の斎藤 徹先生です。

 

 土曜の午前診療を終えて、13:30のくろしお→16:10ののぞみで18:30東京着。翌朝8:00から始まりました。

 

 テーマは痔瘻。その中でも一番頻度の多い、低位筋間痔瘻という狭い狭いテーマに絞って、朝8時~夕方4時まで、休憩は15分が3回で、あとはずっと発表・討論です。

 

 こんなマニアックな集まりに人がくるのか?と思うかもしれませんが、300人以上の参加者でした。

 

 

 大変勉強になる会でした。

 学会の指導医の先生ばかり、すなわち、日本を代表する有名な先生ばかりが発表されていました。

 まさに肛門手術一筋!!

 

 激アツです。

 

 

 

 私が消化器外科医から肛門外科に興味を持ったのが47歳、肛門外科に特化したのが50歳。

 もう少し早く肛門手術に出会っていたら、檀上にいたかもしれません。あそこまでのマニアには相当遠い道のりのようです。

 まもなく56歳、どこで時間切れになるかわかりませんが、高みを目指して勉強していきたいと思います。

 

 来年の学会テーマは、またもや”痔瘻”!!

 今度は痔瘻全体の10%くらいしかありませんが、手術が難しく再発も多い、”坐骨直腸か痔瘻(Ⅲ型)”だけに絞った議論になります。今回よりももっとマニアックです。