読売新聞 病院の実力

 

 9月3日付の読売新聞の「病院の実力:痔の手術」に当院もアンケート協力をしたので掲載されました。

 わずか1行なので、エラそうには言えません。

 開業が2015年12月でしたので、ほぼ開業1年目での手術件数です。痔核手術総数105件、まぁ、上々ではないかと思います。

 2017年もあと4か月ですが、もう少ししたいなぁと思います。まぁ、こればっかりは、患者さんが来ないことには始まりません。待つだけですね。

 表の上段、大阪府のところには私のよく知っている先生たちがたくさんいます。

 山本先生は髭の似合うダンディな先生で、2回ほどクリニック見学をさせていただきました。いろんなことを教えてくれる、とてもフランクなDrです。痔核手術648例はすごいです。

 野崎クリニックは女医さんです。527例!

 せしもクリニックは私が勉強に通った、大阪北逓信病院で勤めておられました。肛門手術のプロです。400例ですって!!

 黒川梅田診療所は大阪のドン、この方の講演を聞いて、肛門手術に踏み入れた恩人です。なんと503例!!!1人でしておられます。自費診療(保険が使えない)ですが…。

 そして、私の師匠、斎藤 徹先生のいる大阪中央病院。困ったら、いまでも斎藤先生に相談します。非常にややこしいⅢ型痔瘻は2例紹介しました。手慣れたところでしてもらうのが一番です。術後のフォローは私がします。

 みんな、よく働きますね。働き過ぎと違いますか?ほんまに。

 ALTA(ジオン®)ー内痔核に注射をして脱出や出血を抑えてしまう注射ー何より患者さんが痛くない、しんどくない治療方法です。これが一番ですよね。ALTA治療の詳細はホームページをご覧ください。

 

 肛門手術に手を染めた7年前、治療した患者さんが満面の笑みを浮かべて外来を受診された、その時の驚きと感動は今も日々感じています。

 癌じゃないし、決して死なない病気だけれど、何十年も悩んできたイボ痔の脱出が1日ででなくなると、患者さんはよく、「助けてもらいました。」と言われます。

 こんな関係は肛門手術じゃないと味わえません。医者が、みんな見向きもしない病気だけれど、困っている人はたくさんおられます。一人でも多くの方にその恩恵をと思わずにはいられません。

 私のALTA経験症例は300例を超え、400例に向かっています。

 幸い重篤な合併症はなく、嬉しい限りです。ですが、何百例、何千例していても、次の1例は何が起こるかわかりません。

 1例1例が真剣勝負です。思い込みの医者にならないように、いろんな研究会・学会に参加して、まだまだ勉強です。

 さらなる質の高い肛門手術を、いつまでも目指して、いつまでも勉強です。

9月3日読売新聞
病院の実力 痔核の手術
読売新聞2017年9月.pdf
PDFファイル 861.9 KB